北九州市環境修学旅行のご案内。エコに取り組む北九州市でしかできない修学旅行を提案します!

地球温暖化は、どのようなものなのでしょうか?
 太陽からの日射エネルギーの約70%は、大気と地表面に吸収されて熱に変わります。地表面から放射された赤外線の一部は、CO2をはじめとした大気中の温室効果ガスに吸収されて地表を適度な温度に保っています。しかし、近年、人間活動によって石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料の消費が増え、大量のCO2が大気中に放出されています。こうして大気中の温室効果ガスの濃度が急激に上昇することにより、これまでのバランスを超えた赤外線が温室効果ガスに吸収されて地表の温度が上昇していると考えられています。温室効果ガスそのものには害はありません。仮に地球上に温室効果ガスがなかったとすれば、地球の平均気温は現在の約15℃から約-19℃となり、極寒の星となるでしょう。
 地球規模で気温が上昇すると、海水の膨張や氷河などの融解による海面上昇や気候メカニズムの変化による異常気象のおそれのほか、水不足や水害、熱帯性の感染症の増加、深刻な食糧難、沿岸域の水没などの影響が考えられます。また、現在、絶滅の危機にさらされている生物は、ますます追いつめられ、さらに絶滅に近づくと予想されています。

 2008年度時点で、北九州市の温室効果ガス総排出量は1,630万トン(CO2換算、以下同じ)、日本全体の温室効果ガス総排出量は12.8億トンです。また、市民一人あたりの年間の温室効果ガス排出量は約17トンとなっており、全国平均の約10トンと比較して高くなっています。これは、他都市に比べ産業部門の割合が高いためです。
 温室効果ガスを減らすために、化石燃料やそれをもとに作られる電気を無駄に使わないことが大切です。そのために、くらしの中でエネルギー使用を意識するなど一人ひとりのライフスタイルの転換が重要な鍵を握っています。
 北九州市では、地球温暖化防止につながる低炭素社会の実現に向けて取り組んでいます。次節から、具体的な取り組みを紹介します。

自動車環境対策
 エコドライブとは、無駄なアイドリングや空ぶかし、急発進、急加速の運転をしないなど、車を運転する上で容易に実施できる環境対策のことです。誰でもすぐに実践でき、車から排出されるCO2の量を少なくするだけでなく、交通事故の減少や燃料代の削減などにもメリットのある取り組みです。そこで北九州市では、市民の方を対象に出前講演において「エコドライブ10のすすめ」などの運転方法の普及啓発を行うとともに、企業の社有車を対象とした燃料管理や社内教育を推進するプロジェクトを実施しています。

 北九州市では、過度なマイカー利用の抑制のため、マイカーを利用する代わりに、環境にやさしい電車やバスなど公共交通機関の利用を促進する「ノーマイカーデー」を設けています。2010年度は、2010(平成22)年11月~2011(平成23)年3月の第2・第4水曜日にマイカーで通勤したり買い物へ出かけたりする人を対象に、マイカーを利用しないで公共交通機関等で地元商店街などに行くと特典が受けられる取り組みを実施しました。

 北九州市では、環境負荷の少ない次世代自動車(電気自動車等)の普及を促進しています。公用車への率先導入はもとより、市民や事業者の方に電気自動車等を知ってもらうため、展示・試乗を行うエコカーフェアを毎年開催しています。また、電気自動車の普及に必要な充電設備について、市内各所に官民協働で整備しています。

再生可能エネルギーを考える
 今回の東日本大震災では、私たちの豊かな生活が多くのエネルギーの上に成り立っていること、そして、エネルギーが限りあるものであることを再認識させられました。
 日本でも石炭がエネルギーの主役であった1960年には、58%の高いエネルギー自給率を維持していましたが、高度経済成長に伴うエネルギー需要の増加と、国内の石炭生産量減少によって、エネルギー自給率は急速に低下していきました。1970年代、一次エネルギー国内供給の7割を超えて石油に依存していた日本は、二度にわたるオイルショックにより、石油から得られるエネルギーに頼りすぎることを反省し、その経験から原子力や石油代替エネルギーの導入が進みました。1980年代以降は、石油代替エネルギーの利用が進み、石油への依存度は2008年には46.4%にまで下がりましたが、石炭、天然ガスを含めた化石燃料全体への依存度は8割を超えています。一方、石炭、天然ガスなどの化石燃料の輸入が増えて、現在では、日本のエネルギー自給率は、わずかに4%しかありません。
 化石燃料は、資源の枯渇問題に加えて、これらを燃焼したときに発生するC02が「温室効果ガス」として「地球温暖化」をもたらします。そのため、エネルギー問題は環境問題と切り離せない関係としてとらえられるようになりました。日本では、こうした理由により、化石エネルギーへの依存度を低減し、原子力や再生可能エネルギーの利用拡大を図ってきました。

 原子力は、エネルギー資源が乏しい日本にとって、技術で獲得できる事実上の国産エネルギーとして注目され、1954年度以降、九州電力などの各電力会社により原子力発電所の建設が相次いで行われました。2009年度の原子力発電電力量は、日本の発電電力量の29.2%を占めています。
 再生可能エネルギーは、純国産のエネルギーであることに加え、地球温暖化の原因であるCO2を発生させないなどの利点があります。一方で、発電コストや発電変動が大きいことなどの課題があり、普及促進のためのさまざまな政策が実施されてきました。
 東日本大震災後は、原子力発電所の災害時における安全性の確保が課題となっており、これまで以上に再生可能エネルギーへの期待が高まっています。



 北九州市でも上表のとおり導入しており、2011(平成23)年からは、地元企業や九州工業大学等と連携しながら、関門海峡の潮流エネルギーの実証実験も進められています。

北九州次世代エネルギーパーク
 次世代エネルギーパークとは、太陽光や風力などの新エネルギーを実際に見て触れる機会を増やし、エネルギー問題への理解を深めることを期待して、経済産業省が提唱しているものです。北九州市は2007(平成19)年に、全国初の6ヶ所の1つとして認定され、2009(平成21)年にオープンしました(2011年7月現在全国33ヶ所)。

 北九州次世代エネルギーパークには、若松区響灘地区などに立地する1,000kWの太陽光発電、国内最大級(計15,000kW)の大型風力発電や、廃食油からのBDF(バイオディーゼル燃料)製造設備、多目的石炭ガス製造技術開発施設(EAGLE)、さらに北側洋上の白島国家石油備蓄基地などの施設があります。このパークの特徴は、太陽光、風力、バイオマス、化石資源など多種多様なエネルギー関連施設が集積している点や、工場廃熱や廃棄物による発電電力を地域内工場で活用する「エネルギーの地産地消」が行われている点です。
 また、北九州市エコタウンセンター別館内には、各エネルギー(太陽光、風力など)やエネルギー関連施設について紹介する展示コーナーを常設し、いつでも楽しく学ぶこともできます。


「節電」「省電」のすすめ
 日本のエネルギー消費量の動向をみると、民生部門が全体の3割も占めています。私たち一人ひとりが、環境家計簿をつけるなどそれぞれのくらしを見直すことで、国全体のエネルギー消費量を抑えることに大きく貢献することができるのです。

 家庭において家電の消費電力の割合は多く、エアコン、冷蔵庫、照明器具、テレビの4つだけで、家庭の消費電力の7割を占めるとされています。
 家庭で使用する電力を減らすには、まず使用する家電の利用を見直し、控えていくことが効果的です。
 体感温度を決めるのは、気温、湿度、気流です。エアコンの設定温度を1℃変えると消費電力は1割違います。さらに、扇風機を併用すると空気が循環して節電に効果的です。これは、冷房だけでなく暖房にも応用できます。他にも次のような節電方法があります。

  ●テレビやパソコンの電源を小まめに切る。
  ●長く使わないときは、コンセントを抜く(消費電力に占める割合が6%といわれる待機電力を減らす)。
  ●洗濯や乾燥機、食器洗い乾燥機などは、「まとめて使用」して運転回数を減らす。

 照明器具や消費電力が大きな家電を買い換える際には、白熱電球を発光ダイオード(LED)電球に替えるなど、最新の省エネ型機器にすることで大きな効果があります。例えば、2008年型のエアコンの消費電力は、1995年型のエアコンの6割程になります。

 冷暖房のエネルギーを節約するのに効果的なのは、「遮熱・断熱」です。「空気層の入った二重窓ガラス」や断熱効果の高い外壁を用いることで、エアコンの使用が抑えられます。また、冬は太陽光を取り入れ、夏は屋上緑化や緑のカーテン、すだれの利用で太陽を遮り、打ち水などで涼を楽しむ工夫もあります。そのほか、風や太陽・地中の熱などの自然エネルギーの活用も効果的です。

 2011(平成23)年の夏は、環境省がこれまでのクールビズより一層の軽装をうながす「スーパークールビズ」を6月から実施しました。北九州市では2005(平成17)年から「クールビズ」を実施していますが、2008(平成20)年から「アーリークールビズ」として開始を5月中旬に早めています。クールビズの設定温度の目安は28℃です。2009(平成21)年からは北九州商工会議所と連携して市内企業と一緒に「アーリークールビズ」を行っています。また、冬は「ウォームビズ」を2008(平成20)年から実施しており、11月から3月末まで室温を20℃(市関連施設は19℃)に設定するよう呼びかけています。

北九州市環境首都検定公式テキスト2011改訂版より抜粋


地球温暖化防止を学べる施設:内容 対象人数 所要時間
産業廃棄物処分場跡地でドングリを植える!

産業廃棄物処分場跡地でドングリを植える!

産業廃棄物処分場跡地にドングリの木を植樹することで、地球温暖化や緑化の重要性を学習。
H20年度から15年間で100万本の緑を増やす北九州市のプロジェクト「100万本植樹プロジェクト」に参画し、足跡を残します。

カンガルーのフンを体感→出来たての肥料を体感→ドングリの苗を植樹





産業廃棄物処分場跡地に樹を植えよう!(PDFファイル)

120人 40分~60分
風力発電

風力発電

CO2を排出せずに電気を生み出す次世代のエネルギー・風力発電を見学し、低炭素社会の重要性を学習。

★巨大な風力発電を、目の前で間近に見て感動まちがいなし!





北九州次世代エネルギーパークのHP(外部リンク)

30人 10~30分
太陽光発電

太陽光発電

5600枚もの太陽光パネルを設置したメガソーラー発電所を見学し、次世代エネルギー・太陽光発電について学習。
1,000kwの発電能力がある太陽光発電と、風力発電との比較をしても楽しめます!





北九州次世代エネルギーパークのHP(外部リンク)

50人 30分
TOTO小倉第一工場 TOTOサニテクノ

TOTO小倉第一工場 TOTOサニテクノ

節水・節電に徹底的にこだわった便器づくりの現場を見る!
従来の13リットルトイレから、4.8リットルの節水トイレを実現した、水まわりの世界のトップメーカー・TOTOで、省エネに取組む企業の現場を見る。

★普段使っているトイレの製造現場を間近に見ることができ、感動まちがいなしです!





TOTO(株)のHP(外部リンク)
TOTO(株)の環境への取組み(外部リンク)
「水と環境について学ぶ」(外部リンク)

30人 60分
北九州モノレール

北九州モノレール

日本初の都市型モノレール。Co2を排出しないエコな乗り物に乗る!
電気運行でCo2削減に寄与するモノレールに乗車し、片道8.8kmの車窓からの景色を楽しむ。
合わせて、車両工場で現物のタイヤを触ったり、モノレールの仕組みを学ぶ。





北九州モノレールのHP(外部リンク)

貸切 50人~
※貸切をしない場合は
人数制限なし。
但し、一般客と同乗。

【工場見学】
20~30人
片道20分
※貸切をしない場合は
人数制限なし。
但し、一般客と同乗。

【工場見学】
1グループ
30~120分
北九州エコハウス

北九州エコハウス

21世紀環境共生型モデル住宅を、見て・感じて・学ぶ
わたしたちがくらす「住まい」において、太陽光・太陽熱・風・地中熱・水・温度差など自然のエネルギーを最大限活用して、家庭での省エネ型ライフスタイルを本物のオウチで学習します!





エコハウスのHP(外部リンク)

30人 30分